針葉樹合板
主に北米産の針葉樹、SPF(スプルース・パイン・ファー)を使用。比較的やわらかく加工が容易な樹種です。
ディメンションランバーの乾燥材の含水率は25%以下、人工的に乾燥させた人工乾燥材(KD)の含水率は19%以下です。
寸法 | 乾燥材(D) 厚×巾(mm) |
末乾燥材(G) 厚×巾(mm) |
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204 | 38×89 | 40×90 |
206 | 38×140 | 40×143 |
208 | 38×184 | 40×190 |
210 | 38×235 | 40×241 |
212 | 38×286 | 40×292 |
404 | 89×89 | 90×90 |
長さ(Feet) | 長さ(mm換算) |
---|---|
10F | 3048 |
12F | 3658 |
14F | 4267 |
16F | 4877 |
18F | 5486 |
20F | 6096 |
構造用合板は、2×4工法住宅の構造耐力上主要な部分に使用される、最も一般的な構造用面材のひとつです。樹種は、最近は針葉樹の合板が主流となっています。
構造用合板は、丸太をカツラ剥きした薄材の、繊維方向を直交させて重ねて接着したボード状の合板となっています。単枝を重ねた階層によって、たとえば5層階層は「5プライ」と呼ばれます。接着剤の性能(耐久性)によって、等級が特類か1類に区別されます。JAS規格による1級、2級は強度等級を表します。
日本農林規格(JAS)によって規格が定められており、外壁や屋根の下地には特類を、防水処理を施した外壁や屋根、内部の間仕切壁、床の下地には特類または1類を使用しています。
針葉樹合板
カラマツ合板
樹種 | 等級 | サイズ | 用途 |
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針葉樹 | 2級特類 | 12m/m×910×1820 | 床 |
針葉樹 | 2級特類 | 9m/m×910×1820 | 野地 |
針葉樹 | 2級特類 | 9m/m×910×2480 | 壁 |
集成材(エンジニアリングウッド)は、木材の伸縮・強度・品質などの欠点を加工技術によって、工業製品に近い一定の強度と品質を確保して生まれた材料のことです。日本農林規格(JAS)適合材を使用しています。柱や梁など、主として構造物の耐力部材に用いられます。
寸法形式 | 実断面 |
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406 | 89×140 |
408 | 89×184 |
410 | 89×235 |
412 | 89×286 |
414 | 89×336 |
416 | 89×387 |
樹種:D-Fir(ダグラスファー)、Hem-Fir(ヘム ファー)、ラーチ
等級:1級(集成材の日本農林規格)
※長さ6mまで(6m以上は受注生産となります)
構造用集成材は、断面寸法の小さい木材(ラミナ)を接着剤で重ねたものです。大断面の構造用集成材は主に大型木造施設に、中断面・小断面の構造用集成材は柱、梁、桁など、構造物の耐力部材として用いられます。
単板積層材は、丸太をスライサーで切削した単板(厚さ2~4ミリ)にして乾燥させ、繊維方向が平行になるように接着剤で張り合わせたものです。集成材より品質が均一化し、柱・梁・桁などの構造材や、階段・ドア・フローリングなどの造作材としても用いられます。
I形ジョイスト、I形ビームは、フランジ部分に単板積層材(LVL)、ウェブ部分に面材を使用して接着・組立された木質構造材です。床根太・垂木として、軽量の床や屋根に用いられます。強度があり、太い穴を開けることもできるため、ロングスパンの床・屋根を構成することができます。
I形ジョイスト
I形ビーム
土台、大引、根がらみ、1F床寝太に使用する木材には、防腐防蟻処理剤を、加圧注入処理(CCAほか)や全面超噴射処理などによって行うことができます。木材に均一に薬剤を浸透させることで防腐防蟻効果を高めます。
形式 | 断面寸法 | 長さ |
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404 | 90×90 | 4m・3m |
そのほかご注文により、204~210のランバーにも防腐防蟻処理を行います。
寸法形式は、ディメンションランバーの項目を参照ください。
プレカットは、定尺のスタッド・転び止め・根太などを、設計図に応じた長さや形に工場であらかじめ加工した上で、現場に納品します。CADで加工方法を入力できるため、正確なプレカット材が仕上がり、現場の工期短縮に貢献します。
また、タルキ、配付タルキ、梁や谷木、隅木などの必要な勾配加工が可能です。
タルキ軒先カット
隅木
谷木
開口部の上部にあたるまぐさ、合柱、まぐさ受けなどの加工ができます。2枚合わせ、パッキン入り2枚合わせ、7~8枚合わせなど、さまざまな技法で強度を出したい際に便利です。
まぐさ
合わせ柱
施工例
ビス1個足りなくても現場の作業に影響を及ぼす大切な金物や副資材。現場での管理が大変なため、部位別にアッセンブルして搬入してほしいというニーズにもきめ細かく対応いたします。1F床から小屋までの主要取り付け部材(枠組壁工法の接合および補強金物、副資材)をアッセンブルして、一括搬入を行います。
金物
副資材
石膏ボードは、室内仕上げした下地材(ドライウォール工法)として、躯体への着火や火災の拡大を防ぎます。
断熱材は、壁や天井、床などの枠組みの要所に詰めることによって、省エネに役立ちます。断熱材には、グラスウール、ロックウール、ポリスチレンフォームなどの種類があります。
低炭素社会の実現と地域産業活性化への貢献に向けて、国内森林保護を目的とした国産材の積極的活用を推進しています。三菱地所グループが実施している都市と農山村の交流活動「空と土プロジェクト」との連携により、山梨県産材認証製品を実用化。カラマツの間伐材・小径木によって製造されるFSC®(FSC-C101570)認証材や山梨県認証材「LVL」のほか、たとえば京都産の杉材など、お客様からのご要望に応じて、各種国産材をご提供しております。お気軽にお問い合わせください。
住宅や非住宅の基礎となる構造材は、見えない部分だからこそ、その品質が問われます。当社が提供する構造材に用いる木材に関してはすべて、当社独自基準による厳しい選別を行うと共に、国内および海外の各種認証を取得した木材のみを使用しております。トレーサビリティの確かな木材を使用し、地球環境にやさしい家づくりをお手伝いいたします。
JAS(Japanese Agricultural Standard)とは、「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」に基づいて農林水産省が制定した品質基準および表示基準(日本農林規格)。格付けに合格した製品に、JASマークをつけることを認める制度です。
違法伐採問題に対する取り組みと林野庁作成の「木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明のためのガイドライン」に基づく合法性が証明された木材・木材製品(合法木材)の証明システム。「合法木材推進マーク」は、合法木材を供給する事業者であることを表示します。
FSC®(Forest Stewardship Council® (森林管理協議会)FSC-C101570)は、木材を生産する世界の森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際機関。その認証は、森林の環境保全に配慮し、地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材に与えられます。
地震や火災に強く、高断熱・高気密で省エネ住宅を実現、森林保全にも貢献する2×4工法の強みにより、安全で安心、高品質な住宅をご提供いたします。
壁・床・天井の6つの面を、構造用枠組材と構造用面材を一体化したパネル「ダイアフラム」で構成した「ダイアフラム6面体構造」により、地震に強い強靱な箱形の構造を実現。垂直・水平どちらの方向からの衝撃を受けても面で受け止め、外力を分散・吸収します。
阪神淡路大震災後、関西エリアで施工していたグループ会社の三菱地所ホームの2×4住宅はすべて、全壊・半壊ゼロ。約65%には損傷も見られませんでした。
2×4工法の構造材は、火災にも高耐力性能を発揮します。炎にさらされた木材の表面が炭化することで、内部への燃焼を阻止し、強度の低下を防ぎます。
もともと断熱性能の高い木材を使用している2×4は、居住空間を断熱材で包み込むように施工しているため、さらに高い断熱効果を上げています。また、パネル構造や気密フィルムを使用した壁などにより機密性を高め、省エネルギーな居住空間を実現します。
住宅メーカー様、工務店様、不動産会社様、建築予定のお客様、興味を持たれたお客様、まずはお気軽にお問い合わせください。