CO2削減と国内林業の保全のために国産材の利用を推進。三菱地所グループ全体で国内林業の持続発展に取り組んでいます。
当社では、CO2削減と国内林業の保全のために国産材の利用を推進しています。三菱地所グループ全体で取り組む、森林経済を活性化する持続可能なビジネスモデル「空と土 国産材高価値化プロジェクト」では、これまで廃棄していた間伐材や小径木に特殊加工を施して、高品質な1級構造用合板などに積極的に利用。加工した構造材は、従来100%輸入材であったツーバイフォー工法用の構造材の一部として、三菱地所ホーム(株)の戸建住宅に標準採用しています。
2010年には、「適切に管理された計画林から産出された木材」であることを証明するFSC®(FSC-C101570)/CoC認証を取得。2011年には、三菱地所ホーム(株)、山梨県産材認証センター、(株)キーテック、当社にて「山梨県産認証材製品の住宅部材利用に関する協定」を締結。長期にわたる住宅部材利用に関する協定を締結することで、国産材の安定供給を確保するとともに、構造材としての強度を担保する流通加工の仕組みを整備して、高い国産材化率を実現しました。本プロジェクトは、国内林業の持続的発展に寄与する点で高い評価を受け、2013年度グッドデザイン賞を受賞。この取り組みによって構築したノウハウを他の地域へも広げています。
農村と都市の交流を通して、地域資源や経営資源の新たな価値を創出。地域の活性化に貢献しています。
「空と土プロジェクト」は、三菱地所グループが推進している、都市と農山村の交流活動です。
本プロジェクトでは、三菱地所グループ社員やその家族、丸の内エリアの就業者、住宅事業のお客様などを対象としたさまざまな体験ツアーを実施し、地域資源と三菱地所グループの事業を連携した活動を推進しています。
山梨県産材の普及・啓発活動の推進、遊休農地の開墾による無農薬の酒米作り、山梨県商工会連合会と連携した山梨県食材を使った料理フェアやイベントなど、さまざまな活動を行っています。
当社も三菱地所グループとして、今後も木材や農作物などの地域資源と企業の経営資源を融合させ、新たな価値を生み出していくことを通して、地域の活性化に貢献してまいります。
千葉工場の工場棟屋上に太陽光発電パネルを設置。環境負荷の少ないグリーン電力を、すべての電力会社へ提供しています。
三菱地所グループの低炭素社会を目指す社会活動の一環として、2013年5月に竣工した当社千葉工場の工場棟屋上には、太陽光発電パネルを設置しています。広大な工場棟屋上を利用して太陽光発電パネル(発電能力:350kW)を設置し、発電した電力は工場営業用とはせず、2012年7月1日より施行の固定価格買取制度の適用を受けました。設置後の発電も順調に行われており、当初の予想計画より約15%増となっています。
また、換気と遮熱が重要なストックヤードや工場の屋根に太陽光発電パネルを設置したことで、断熱効果も期待できます。自然エネルギーを利用した環境負荷の少ないグリーン電力として、すべてを電力会社へ提供することで社会へ貢献すると共に、今後も省エネ活動の啓蒙と推進を行ってまいります。
工場および事務所の天井照明をLEDに切り替えて消費電力を削減。また6,000坪の敷地内にグリーンベルトを配置しています。
2013年5月に竣工した当社の千葉工場建て替え計画では、持続可能な社会の構築および地球環境の保全に寄与するため、建築物を環境性能で評価し格付けする手法である「CASBEE※」(建築環境総合性能評価システム)を活用した「千葉市建築物環境配慮制度」の届け出を行いました。
本計画に伴い、工場および事務所のすべての天井照明をLEDに切り替えを完了。工場全体での消費電力を抑えることに貢献しました。また、工場立地法に基づいて、15%の緑地を確保し、約6,000坪の敷地内にグリーンベルトを配置いたしました。今後も会社全体で、地球環境に配慮した取り組みを推進してまいります。
※「CASBEE」は、(財)建築環境・省エネルギー機構が開発した評価システムです。「CASBEE」に関する登録商標および著作権は、(財)建築環境・省エネルギー機構が保有しています。